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こぶし


モクレン科の落葉高木 高さ10メートルにもなります。つぼみの形が小児の「こぶし」に似ていることでつけられた名前だそうです。別名にヤマアララギ、コブシハジカミなどがあるそうです。 材木として、木地が緻密なので器具材として用いられたり、建築材として用いられます。 花のつぼみは頭痛の薬になるとか書いてありましたが使用法は知りません。
こ ぶ し ・ 辛 夷 東北のこの辺りでは、種蒔き桜と言う名で呼ばれています。稲作農家はこの花が咲くと種籾を 選び、水につけて用意を始めるのです。 田打ち桜と言うところもあるようですが、何れにしろ、今年の農業はこの花を見て始まると言うことになります。 この花が咲くともう雪が来なくなったと安堵するわけです。まだまわりが枯れ色の風景の中で、大木の辛夷が、葉に先立って白い花を沢山つけて、春の来たのを告げると言うわけです。

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