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きく


キク科の多年生草本 おそらく日本人なら説明不要!と言うところでしょうね。 野菊は日本にありましたが、園芸花としての菊は中国からの渡来だそうです。 中国では菊は延命長寿の霊草として古くから栽培されていました。 日本には奈良時代に渡来したそうですが、万葉集には一首も、菊を詠んだものはありません。 別名が非常に多くて「隠君子」をはじめとして、翁草 形見草、百夜草、契草、千代見草、齢草、弟草、秋無草…。知らなかった…。
き く ・ 菊 秋と言えば、菊薫る云々ですもの、菊を取り上げないわけにはいきませんよね。 でも、古くは萩が秋の花でした。たしかにそういわれて見ると、七草の中に菊はありません。 鎌倉時代から菊文化が発達して、代々の天皇が衣服や刀剣の装飾に用い、やがて、皇室専用の紋章になったのだそうです。 江戸後期から、菊人形などが見せ物としてあらわれ流行したのでした。今は彼方此方で盛んに見られて、幸せですね。そんなわけで今日は菊人形・近藤勇です。 菊酒、食用菊と食べ物にいやしい私は思いますが、すべて秋の風情です。あのすっきりとした香りは何と言っても秋です。

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