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公孫樹・いちょう

         

イチョウ目イチョウ科イチョウ属に属する裸子植物

公孫樹は中国原産。街路樹など、全国で普通に見かける樹木ですが、植物分類上は特別なのだそうで、広葉樹・針葉樹と言う分け方では広葉樹だと思っていましたが、特殊な針葉樹にあたるのだそうです。
非常に古い樹木で、化石として発見されているくらいなのだそうです。氷河期にほとんどの植物が絶滅したそうですが、公孫樹は残った種なのだそうです。
神社仏閣に大木が見られると同時に、鮮やかな黄色の黄葉が愛でられて、並木道などがよく見られます。
ところで、あの実は食用とされますが、特殊な臭いは嫌われ、処理が大変です。でも多くの並木道で、この銀杏の実が落ちないし、あの実の悪臭が気にならないのを不思議に思っていました。黄葉だけを愛でるようになっている。
それを尋ねたら、公孫樹は雌雄異株なので、並木道や公園の公孫樹はある程度の大きさまだ苗木を育てて雌雄の区別が解ってから、雄の木だけを植えるのだと教えられて納得しました。
神社仏閣などの大木はその処理がされて居ませんから、秋には黄色に熟れて悪臭を放つ場合が多い訳です。これら大木はまことに長命で、その根の張り具合に依るそうですが、張り出している枝から突起が垂れて来ます。気根ですが、乳などと呼ばれて安産や子育ての信仰の対象になり、注連縄などが張られているのを見る事があります。

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