いちはつ
いちはつ。 鳶 尾。 一八。
あやめ科あやめ属の
多年生草本。
中国原産で江戸時代に渡来しています。同じ科のアヤメに似ていますが外花被片の中央部にとさか状の突起があります。また 花びらに暗色の細長い筋状の模様があるのも特徴だと思います。白い花が咲くものもあります。
あやめ科あやめ属の中で、一番早く花が咲く事から、名前がつけられたのだそうですが、一八でなく「一初」となっていたほうがいいのにと思いますが、いかがでしょうか。こんなことを言っても仕方のないことなのですのに、すみません。
山野に生えて、水とは関係ないところにも植えられます。 水湿地に群生 水辺など湿った場所に群生する花菖蒲などと、区別が難しいですね。
中国では鳶尾と呼ばれる漢方の生薬として根茎が用いられるそうです。
ところで.五月の端午の節句の「菖蒲」はよく「花菖蒲」と間違えられますが、あれは里芋科の植物なのです。
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