ヒヤシンス
ユリ科の球根性多年草
オランダで改良されたダッチヒヤシンスが、今日植えられている一般的な種類なのだそうです。
小アジアからギリシャあたりの原産で、日本には江戸末期頃に渡来しました。和名は風信子。
幼かった時、新しもの好きの父が、ヒヤシンスを沢山庭に植えました。70年近く前のことです。それまで仙人掌や蘭を育てていた温室を、仕事が忙しくなって世話が出来ないと言うことで解体してしまったのですが、その跡地にぞっくりと植えたのでした。
当時は大変珍しく、匂いがとてもよかったのをはっきり記憶しています。
ヒヤシンス
写真の花。これでもヒヤシンスです。
手入れをしない上に、冬の間囲われていました。
昔は水栽培なんか丁寧にして喜んでいましたのに、この頃のお見限り様はいかがなものでしょうか?
写真に写されるからって、おすましが出来るわけでありませんので、お化粧無しです。お前と同じだ!なんて、誰かの声がします。
ギリシャ神話・美少年ヒヤキントスがアポロンと円盤投げをして遊んでいるとき、妬んだ西風が強風を吹き付けて美少年の顔に円盤を打ちつけて死なせてしまった。その血から咲き出したのがヒヤシンス。何だか血からの花と聞くと変な感じがします。
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