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ぎぼうし

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ユリ科の多年生草本 花の形が擬宝珠と言う橋の欄干飾りに似ているところからこの名前がついたそうですが、あまり似ているとも思えません。 原産地は東アジアだそうですが、日本全土の山野に自生しています。 ギボシ。ギボウシュ。シガク。などとも呼ばれます。 初夏の頃、大きな葉(この時節のものは固くなって もう食べられません)の間から、花茎を高くのばして薄紫の花を咲かせます。 観賞用の擬宝珠は花よりも葉の美しさを愛でます。
ぎぼうし ・ 擬宝珠 この頃、日本庭園だけでなく西洋風の庭園でもこのギボウシが好まれて植えられると聞きました。 食用となるオオバギボウシをはじめとして、さまざまな園芸種が創られていますから、それもいいかなとは思いますが、やはり日本庭園の庭石の傍に植えられているのが似合うと私は思います。 これはわが家の庭にあるもので、斑入りが珍しく、少し捩れた葉の感じがお洒落で、好ましく思っています。 庭の隅の方には、家で食べられる程度のオオバギボウシが、二株ばかり大きく育っていて、季節が来ると、カラシ醤油で食べます。キウリや小蕪なんかと浅漬けにしますと、ちょっとぬるぬるした歯触りが心地よいです。

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