延齢草・えんれいそう
ポインターを載せて見て下さい。写真はメル友の長倉様からお借りしました。
ユリ科の多年草
エンレイソウ(延齢草)は、日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、低地や山林のやや湿った場所に生育する。高さ十から十五糎ほどの茎を出し、そこから、茎のない三枚の葉を輪生。その葉の芯から直立した柄を一本出して少し傾き加減の暗紫の花をつけます。
有毒植物のひとつだそうで、、延齢草と言う名前がどこから来たのかはわかりません。
根茎は中国では延齢草根と呼ばれ、古くから胃腸薬や催吐剤などの薬草とされているそうです。サポニンなどの有毒成分を含むのですが、適量に服用すれば薬効があるのでしょう。
同属に深山延齢草があります。これは少し高度のあるところに多く、白花です。また大花の延齢草というのがあり、これは北海道の山地に生育するそうで、私は知りません。
黒く熟した果実は食用となるそうです。
エンレイソウの仲間はすべて種子から育ててみれば、芽をふいて育ち、開花するまでに十から十五年を要するそうです。その後、最低でも十年間ほぼ毎年花を咲かせると言われています。一個の種子が芽吹いてから枯死するまでの寿命は二十から五十年ではないだろうかと考えられています。
話は変わりますが、北海道大学の校章はこの大花の延齢草が図案のもとになっています。
花言葉は奥ゆかしい美しさ。
[上へ戻る]