えんごさく・延胡索
ケマンソウ科エンゴサク
住む人が少なくなった町では、あちこちに空き地が出来ました。 古い家だと取り壊し、片付けられてしまいます。
あとは草の生えるにまかせますが、家があって、住む人が居た頃の草花がのこったりして、かえってわびしい思いが
したりします。
どこからはいってくるのが、このエンゴサクは野草の一種でしょうからこの家の人がわざわざ植えたのでは ないのでしょうが、そこここにはびこりはじめています。
「ミヤコワスレ」「イチリンソウ」「水仙」「スズラン」など(これらは庭に植えてあったのでしょう)と混じって咲いています。
花が終わるとたちまち見えなく(みられなく)なってしまいますが、 地下にある茎の一部が養分を蓄え、肥大したものを塊茎と言い、生薬として使われます。
それは塊茎の外皮を除き、湯通しして乾燥したものだそうです。血の巡りを良くして、気分を爽快にする作用があるそうです。
[上へ戻る]