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馬酔木・あせび

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ツツジ科の常緑低木 日本特産種だそうです。山地に自生しますが、庭木としても親しく用いられています。枝や葉に毒・アセボトキシン・があって「あしび」と言う名前は食べると脚がしびれることからつけられたとか。 動物はよく知っていてこれを食べませんから、奈良の春日大社の馬酔木は、鹿の食害を防いで緑を保つ為に沢山植えられているのですね。桜とは少し時期がずれますから、鑑賞されることも多いでしょうね。 大和地方に特に多く生育していますので、万葉集にはこの花を「馬酔木」「馬酔」「安之碑」「安之妣」として多く収載されています。
馬酔木・あせぼ・あせび 秋田では春一斉に花が咲きます。桜の花の盛りに浮かれている人々は、庭にしずかに咲いているこの花に気づかないで過ごしてしまうことが多いようです。 花かんざしのような形の房をなして、ほんのりと淡い色の花は愛らしくて私は大好きなのですが、わが家の馬酔木は気まぐれで、その年によってたっぷりと花をつけたり、ほとんど咲かなかったりします。どうしてなのかを確かめもしないで年を過ごしていますが、北国で雪国ですから、いろいろと花にも切ない理由があるのでしょう。

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