アケビのはな
アケビ科の蔓性落葉木本
北海道を除く各地の山野に自生して、野山を駆け回って遊ぶ子供にとって、ほの甘い果実は馴染みふかいものだったと思います。沢山の美味しい果実が出回って、忘れられ掛けていましたが、自然食ブームでしょうか。この頃、お店に売られているようになりましたし、栽培しているようです。
口をあいたアケビの種は甘いゼリーみたいなものに包まれていて、子供が食べるのはその部分です。 皮というかそれを包んでいる部分は大人の食べ物。苦みがあります。油味噌を詰めてやくとか、天ぷらにするとかアケビの実の料理法はさまざまあります。ネットで調べてごらん下さい。
実がパカっと縦に裂けたように開くことから「開け実(あけみ)」と呼ばれるようになり、それが訛って「あけび」と言われるようになったとか、赤い実をつけることから、「赤実(あかみ)」が訛っての名前だとか、実が熟して、割れた様子が、人間のあくびをしている姿にみえるから、「あくび」から「あけび」と呼ばれるようになったとかいろいろですが、どれをとるかは人それぞれでしょう。
ア ケ ビ ・ 通 草
五つ葉アケビと三つ葉アケビでは花がちがいました。実も色がちがうそうです。濃いえんじ色の方が三つ葉アケビです。 それよりも私はしげしげとこの花を見たことがなかったことに気がついたのです。アケビといえばあの実を直ぐに連想しますよネ。みな様は如何でしょうか。
それにこんな風にはっきりと雌花と雄花の形が違っているということも驚きだったのです。 毎年、なった実を下さる近くの家の人がいますけれど、今年初めてじっくりと花を見せて貰いました。この歳まで知りませんでしたかなどと笑われながら・・・・。食べることしか知らない私だということを暴露してしまった感じです。
三つ葉と五つ葉を一緒に植えると実がつきやすいとか言っていました。
[上へ戻る]