うめもどき
 
     ポインターを載せて見て下さい  
 
 
 
   
 
   ウ メ モ ド キ
 
私の家の庭にもあまり大きくしないウメモドキが一本あります。雪が積もるとイチイや椿などは枝が折れてしまいますので板や、柱をたてて雪が直接木に積もらない様にしてやります。家や窓にも同じ様なことをします。雪囲いが雪国の冬支度の一番大事なことです。本当に大変なことです。この写真の右側に見える材木はその雪囲いの一部です。でもウメモドキは葉っぱをみな落としてしまいますから、雪があまりつもりませんので、ちょっと上の方で縛って置くだけです。
 
庭がすっかり枯れ色になっていますが、ウメモドキだけは凛として朱の色を光らせています。時折小鳥がやってきます。食べるのかどうか、見ていてもわかりませんが、この木下に沢山の実をこぼしてゆきます。

 

モチノキ科、モチノキ属の落葉低木


本州、四国、九州の山地に自生し、庭木としても植えられます。六月頃、葉の付け根に紫色の細かい五弁花を密集してつけ、十一月頃には赤く熟し、落葉したあとも枝に残ります。そこで漢名は落霜紅だそうです。

古歌集には見あたらす、近世になってから現れたそうです。こんなに綺麗なのになぜだったのでしょうか?


下から出るのは花ですが、本当に目立たないので、咲いた時期に少し遅れたかも知れません。