わが国には寛永年間(17世紀)に渡来したとされます。江戸時代から観賞用として栽 培されていました。
蔓が強く針金のようなのでこの名がついたのだとされていますが、本当にそんな感じがします。
江戸時代には、これが図案化されて装飾品や、織物の図案に用いるのが流行しました。
当初は白色種だったとのことですが、現在は紫や、ふじ色などがあり、そのほか濃色のものも見られます。
ヨーロッパ産のクレマチスの改良交配種ですが、今は一般にそれらをも含めて鉄線と称する事が多いと思われます。色だけでなく形にも変化が多くなり、時計草などもこの種類に入ります。
五月から六月に葉の腋部から長い花柄をのばして五〜八糎ほどの六弁花をつけます。花は長持ちしません。