たんぽぽ・蒲公英
 
   ポインターで下から出るのが西洋タンポポ  
 
 
 
  たんぽぽ・蒲公英・鼓草・ふじな(古名)など             キク科の多年草。  
 
誰でもが幼い頃の思い出の中のどこかにに咲かせていると思うタンポポですよね。

学校の行き帰り、タンポポは晴れの日には眩しく咲いていました。花が終わると丸い絮が出来て、みんなで吹き飛ばして、遊びながら田舎道を
歩いたものでした。

食糧難のころは、若い葉っぱを茹でてアクをぬいてお浸しなんかにして食べたりしたのですけれど、今ではどうでしょう。

花茎や葉をちぎると、白い汁が出ますが、これには薬効成分があるのだそうです。
根に多く含まれているので、良く洗って乾燥し、健胃、解熱、消炎作用のある漢方薬として使うとありました。
明治初年に渡来した西洋タンポポが勢力をひろげて、日本蒲公英は範囲をすっかり狭められてしまっています。

北海道には花の大きなエゾタンポポがあり、白花タンポポは関西から西の方に多いのだそうです。
 
  日本各地に自生するのはご存じの通り・・・。

柳田国男の説によりますと、鼓を打つ音からの命名だとあります。槍の稽古用に使われるタンポ槍に似ているからとか言う説。拓本に使うタンポに似ているからとか沢山説がありますが、どれでしょうね。

西洋ではライオンの歯「Dandelion」。これは葉の姿からの名前でしょう。これはナルホドと思う命名です。