すいれん  
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     すいれん・睡蓮・ひつじぐさ                   スイレン科の多年性水草  
 
 
秋田県仁賀保市、象潟にある寺・芭蕉の「象潟や雨に西施がねぶの花」と言う句で有名な蚶満寺(かんまんじ)の山門の傍の池に咲いていた睡蓮です。ねぶ(ねむ)には少し早くて咲いていませんでしたが(6月初旬)、美女・西施を彷彿とさせる睡蓮でした。

ギリシャ神話の時代からよく出てくる花で、水の精である姉妹の末の娘が泉の神となって、夏に花を咲かせるのだとなっています。
また、学名の「ニンフェア」と言うのは、水の神である「ニンフ」に因んでつけられたと言う話です。
 

睡蓮と言う名前は、「夜はつぼみで水にかくれ、昼はまた水に浮かぶ。故に睡蓮と言ふ」と大和本草にあることでわかりますが、実は昼咲きと夜咲きとがあるのだそうです。

大体羊の刻(今の午後2時頃)にひらくので羊草なのだとありますが・・・。

睡蓮属は世界の熱帯・温帯地方に多く分布していて、その数は約4000種もあると言う記述を見ました。