しだれざくら
 
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        枝垂れ桜                  
  
これはわが家の枝垂れ桜です。他にもっと立派な見栄えのする樹がありますが、敢えてこれにしたのは、これがわが町でもっとも古い樹だからです。
私が嫁いで来たとき、樹齢320年のプレートがついていました。ですから今は樹齢370になんなんとしています。幹の太いところで折れているのは、昔々落雷にあったからだと聞いています。
大きな洞をもった幹は朽ちていて、洞の中はほとんど土のような状態なのですが、樹皮が栄養を補給しているのでしょう。まだまだこんな風に花を咲かせます。
370年間咲いて散って土になった花びらのことを思います。

もう一枚は、表町と言われる通りのものです。雰囲気があるでしょう。
 
  バラ科の落葉高木の一種類です

秋田県角館町は町の中にある桜のほとんどがこの枝垂れ桜です。

それにもいろいろ種類があって、淡いピンクがかった白色から、ピンク。一重咲き、八重咲きなど様々です。でも最初に植えられたのは、淡いピンクがかった種類の様です。

これは17世紀半ば過ぎ頃、ここの殿様佐竹義隣の子・義明が京都のお公家さんから迎えた奥方が遠い秋田での暮らしの慰みにと携えて来た京都の桜の苗木が、このように増やされひろがったと言う
ことによるからです。

上記の短歌のうち、斎藤茂吉の歌は、この謂われを詠みこんである一首です。
 
    クリックしてみて下さい。角館の桜が出ます。