リラ・ライラック  
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     リ ラ ・ ラ イ ラ ッ ク   
   むらさきはしどい・はなはしどい・すほうぼく。         モクセイ科の落葉灌木

「リラの花が胸に咲く今宵・・・」と言う歌があったように記憶しておりますが、如何でしょう。甘い香りにしなやかな枝いっぱいに花をつけます。
小花の先が4つに分かれているのが普通で、たまに5つに分かれているのがあるそうです。それを見つけたら誰にも言わずに呑み込めば、愛する人が心を変えないとか・・・・。みな様お探しになって札幌のライラック祭りをお楽しみになったら如何でしょうか。必要のない方はそれでも結構です。

札幌に行ったとき、外人の女教師がはじめて札幌の女学校にライラックを植えたのが札幌のライラックのはじまりだと聞きました。その木は老木となってまだあるそうです。

「学校を改築するについて、その木を惜しんで移植したそうですが、当時はまだクレーンも大きな運搬の道具もなく、橇に乗せて運んだとか。そして橇からおろさずにそのまま埋めたので、その老木の下には橇が埋まって居るんです」と、ドライバーが話してくれました。ロマンですね。
   
南ヨーロッパの原産。ハシドイ属に入ります。この属は広く分布していますが、一般に庭園木として、ライラックを野生種と区別しているようです。寒冷地を好むので、東北や北海道に多いのは周知のことです。

ライラックは英語の名前。リラはフランス語の名前です。どちらをお選びになりますか?
ロマンチックな雰囲気の名前ですし、リラ・ライラックと言えばきっと沢山の短歌が見つけられると思っていましたが、ちょっと拍子抜けでした。あまりにきらびやかな西洋の花は日本の短歌にあわないのかも知れませんね。

新緑の季節の風がすばらしい匂いを運びます。わが家には白と紫のライラックを植えたのですが、雪が毎年押しつぶしてしまい、まだ一度も華やかな花を見せてくれません。毎年期待はしているのですが数個の花房をつけるだけです。
 
     
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