ねむ
 
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ねむ  
 
   
 
    ねむ・合歓

小学校の校庭に井戸がありました。昔ですから釣瓶井戸です。危険だなどと思うこともなかったのですが、今でしたら大騒ぎになるでしょうね。その上を覆うようにしてネムノキがありました。夏になると差し交わす枝に細かい葉をひろげて日差しをさえぎってくれていました。暑い日はみんなそこに寄って、裸足の足にジャバジャバと水をかけて涼みました。男の子達は裸ですからそのまま水を浴びたりしていました。
  マメ科。

北海道をのぞく各地の山野に生育。幹は六〜十米になる。五枚の花弁は小さくて目立たず、長さ四センチほどもある沢山の雄蘂が化粧刷毛のようにあらわれて、これが淡紅色で美しい。夕方に開花し、葉は夜になると表面を合わせて閉じる。眠っているように見えるため、ねむと言う名がついている。合歓木。合歓。
 
     
 
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