難を転するということから好んで植えられる庭木で、格調は高いのですが、秋田では冬の庭を彩ると言う感じにはまいりません。雪の囲いをした中に潜まってしまいます。 正月の床飾りなどに用いる縁起物とされるのはご存じのことでしょう。
遠い昔、東京暮らしをしていた幼い日、雪ウサギの目にして使うと決めて、この実が赤くなると雪のふるのをまっていたものでした。
この木で作った箸を不老長寿の箸として使っていらっしゃる方もおありでしょうね。
中国原産で、日本には古くから渡来して、本州、関東、四国、九州などでは自生するそうですが、 私は庭木としてしか知りませんでした。