「春の苑紅にほふ桃の花
下照る路に出で立つ少女
大伴家持」
はあまりにも有名な万葉集の歌です。
桃には沢山のお話があります。桃太郎をはじめとして、古事記のイザナギノミコトが雷神を撃退するのに使ったとか言うお話も有名ですね。それに桃源郷と言う理想の平和な別天地の話もあるし・・・・。中国思想の影響は大きく、桃には鬼や邪気を払う霊力があると思われていたようです。
太古(いつごろかしら)に中国大陸から渡来して、江戸時代に品種改良が進み、水密桃系統が交配されて、どんどん美味しくなりました。
沢山の種類があるのはご存じのことでしょうけれど最初は薬用に用いられ、花を楽しむもので、、食用に改良されだしたのは案外新しいのですね。、