次へ >>  
       みやこわすれ  
     
 
 
 
 
 
 
    みやこわすれ

順徳天皇が1221年、承久の乱に敗れて佐渡に配流されていたとき、庭に咲くこの可憐な紫の花をご覧になり、「今日からはこの花に慰められ、都のことを忘れることが出来る」とおっしゃったことによる命名だという哀れに美しいお話がこの花にはあるのです。

私の家の庭には姑が植えたものが、ひっそりと咲き続けています。咲くと必ず仏様に供えました。姑がこの花のいわれを知っていたのかどうかを私は知りませんが・・・。
    
     
 


キク科の多年草


日本各地に自生するミヤマヨメナの栽培品種が
ミヤコワスレだとあります。

忘れようとしても忘れられないことも多いのですが、私なんかは忘れてもいいことがスポンジのようなスカスカのノウミソにこびりついてしまっていて、忘れられないことが入る余地がなくなってきた様です。

 
     
 
目次へ >>