栗の花
 
     
 
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    栗の花

隣村に(今は町村合併で同じ市になりました)大きな栗の産地があり、山の斜面一面に栗が植え付けられています。
季節が来ると木の全体からもりあがる様に薄いくりーむ色を帯びた白い房花がついて、風にゆらぎます。
惜しむらくはこの花はあまりいい匂いはしません。とてもきつい独特の匂いで、梅雨時のどよんとした空気の中にその匂いが澱むような感じになります。
向かいの家の栗の花が盛りだなんて、台所で調理をしながら思わされる程の強烈さです。
  ブナ科クリ属の落葉高木。

詳しく書く必要はないですね。日本各地、特に北海道西南部、本州、四国、九州の各地の山野に自生します。また栽培されて、かなりの商品価値もあります。自生のものは高さ十米にもなり小さな実をつけます。改良栽培されたものが種々あります。虫がつきやすく、商品にするには消毒をしなければならす、結構手間がかかるそうですよ。梅雨時の六月頃、花穂が垂れて咲きます。雄花穂は長さ十〜十五糎で基部に雌花が一〜二個つきます私の住む地方では栗の花が散り終わると梅雨があけます。ブナ科クリ属の落葉高木。