こまくさ
 
     
 
 
 
      こまくさ・駒草  
 
      
私の地方でも、駒草が生育する山があり、生育しているところは踏み込み禁止。こんなに近写は出来ません。好事家がいまして、こんな風にすごいのを展示していますので、写真を撮ることが出来ました。
この近くの女子高校のモットーが「駒草精神」と言うのだそうですが、私にはどのような精神なのかわかりません。

花の大きさは2センチばかりで、正面から見ると、駒草と名のつくいわれが解る感じで、お馬の顔を思わせる姿ではあります。

長野県の御嶽さんでは「おこまぐさ」と呼んで、信仰からお駒に登る人々が乾かした草を受けて持ち帰ったと、古い牧野の植物図鑑にはありましたけれど、今では考えられませんね。
 
 
ケシ科の多年生小草本

高さは10センチ内外。高山の乾いた砂礫地に生育して絶対に他の草とは混じって生えないとか・・・。
葉は多数の細かく裂けた羽状複葉の形で、少し粉をふいたような緑色。花のあと、黒い実をつけるそうです。

駒草は愛らしく小さな花ですので、いろんな民話がありますが、おこまと言う名前の娘の病気が、この草を飲ませて治ったという事で、その名前を付けたのだと言う話もあるようようです。