いたどり  
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   い た ど り ・ 虎 杖

私が子供の頃、田舎ではこれを「ドガランポ」などと言いました。変な名前ですよね。でも大人の親指ほどに育ったまだ葉っぱの出そろわない筍状の頃、折るとポンと音がします。中が空洞ですからネ。それでこの名前・・・。面白いと思いませんか?「さしどり」とも言います。

まだ葉がひろがらない若いときに折って来て、葉を除いて茹でて皮を剥いて、いろいろに調理して食べ食べます。味噌汁、煮物など・・・。
牧水の歌のように生のまま塩漬けにしても食べますが、少し酸っぱい味がします。
    タデ科の多年生草本。

漢名は虎杖。黄薬子。

民間薬として、この根を薬として用い、痛みを取るから「イタドリ」と言う名だとか言う話ですが、本当かどうか、今日の医学ではどうでしょうね。

山野のどこにでも生える丈夫な草。この写真は7月初旬の状態でした。すっかり丈が伸びています。
こんな風になると、食べることは出来ません。花として愛でられるようなものではありませんが、近づいてみると結構な綺麗さです。