ごぎょう
 
     
 
 
 
     
   御行・母子草・ほおこぐさ・おぎょう             キク科の二年草

春の七草のひとつ。古くから母子草として歌にも出てきています。御行と言う言葉は比較的新しくて歌に詠まれたのは近代からだと言うことです。
道端や荒れ地にごく普通に自生しています。
小さな花がひっしりと寄り添って咲いているので母と子の姿のように見えるので、この名がついたのでしょうか。牧野博士によると、茎の白毛も頭花の冠毛もほおけだっていることからついた名前だろうとしています。
 
漢名は鼠鞠草(読み方は知りません)だそうです。
東アジアの温帯、熱帯に広く分布していて、茎や葉は細かく柔らかい白い綿毛のようなもので被われています。
柔らかな茎は葉はしおを入れたお湯で茹でてから、水にさらしてお粥の中に細かく刻んでいれて、塩味で食べます。
咳止めや、痰切りの効果があるとされています。