ぼ  け
 
     
 
 
 
   
 
    木 瓜 ・ ぼ け   
 
中国原産で、平安時代に渡来したとされます。高さは二米ほどにもなり、茎には棘のような小枝が生え、葉に先立って花が咲き、花の色は多様で、緋色、白、緋と白の混じったのもあります。
陽春のころ、この花が咲き出すと、眠くなるような気候になります。今年はどうでしょうか。  
 
漢名の「木瓜(ぼくか)」から転じた名前だと言われますが、本物の木瓜は果実が大きくて、私たちの言うボケとはちがうらしいです。

それにしても、ボケと言う名前を聞くと、チョット心に
引っかかるものを感じるようになっている私です。
こんなに美しく妖艶な花ですのに・・・・。
 
     
 

    バラ科の落葉低木


木瓜の実は香気があり、俵型,リンゴ型、洋梨型など
様々で、これを楽しむ人も居るそうです。私の祖父も
その一人でした。花が終わって実がつくまでですから、長く木瓜を楽しんでいたわけです。焼酎につけて果実酒にすると、疲労回復に効くとかいうことですが・・・。

ボケが実をつけるころ祖父と一緒に庭を巡ってぼこっとした青い実を採ったのを思い出します。多分そのあと祖母に果実酒にして貰ったのだと思うのですが、私は幼かったですから詳しくはわかりません、
でもヘンテコな格好の実で、美しいとは思わなかったのだけが記憶に残っています。