アネモネ
 
     
 
 
 
   
 
    ア ネ モ ネ
 
ギリシャ神話では、女神アフロディテが愛していた美少年アドニスが、狩りに出て猪に突き殺されたことを知り、悲しんで流した涙がアネモネになったと
言うことになっています。

ローマ神話では女神フローラが、侍女アネモネと夫との間を妬んで、アネモネを花に変えてしまったとか。いずれにしろ面白いお話・・・。

ギリシャ語で、風の娘という意味ですとか。種子が風で飛ぶそうです。
 
古代ギリシャではアネモネの紫をフェニキア色(貝紫色)と言ったそうです。この色は古代染料としては最も高貴な色とされていて、王様の衣を染める色でした。
      
 
キンポウゲ科、アネモネ属に多年草

原産地は地中海沿岸。我が国には明治初めに渡来しました。改良品種が多くあり花色も豊富です。
 
このアネモネ属の植物はざっと90種類もあり、イチリンソウやハクサンイチゲなども仲間ですが、一般にアネモネと言うのは球根性の園芸植物を指すようです。
 
和名はベニバナオキナグサ、ボタンイチゲなどとも呼ばれるそうです。

雪国のアネモネは、冬の間囲いの中にいて、春をまっていましたら、待ちくたびれて
こんなになってしまいました。とても魅力的な花には見えませんが、ごめんなさい。
もう少し、日向で過ごせば、葉も茂って来るのでしょうが・・・。