小江戸・川越 |
寒い朝でした。十二月の末ですから、当然ですが、まだ積雪はそんなに多くなくて、今年の冬はいいのではないだろうかと、甘い考えも湧くようでした。 川越は「小江戸」として観光客を集めていますから行ってみようということになりました。 ぎりぎりの宿泊ホテル選びは難渋です。それに年末のお休み、学生の受験がはじまっているので、「まぁ泊まれればいいや」ということで、JRを頼みました。 田沢湖線。秋田新幹線です。田沢発電所はうっすらと雪を被っていかにも寒そうな雰囲気でした。 |
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今の警察制度ではない、昔の話ですから、 如何にお寺の権威が高かったか 思わせられます。 |
上野駅で下車して、川越線に乗りました。 まぁ何というローカルスタイル。私の町を走るローカル列車と同じでした。半世紀前の上野は賑やかで、こんな列車はなくて汽車でしたものね。 兎に角川越で下車、以前に来たときは途中麦畑があったりして、田園風景があったものでしたが、今はすっかり住宅地に見えます。 川越駅の観光案内所で地図を貰い、タクシーを頼んで見て回ることにしました。 最初はなんと「とろぼうばし」です。喜多院にはあとでまいりますが、この橋を渡れば喜多院の寺領ですので、罪を犯した者でも、匿って貰えたとか。 |
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上野に帰ってきて、小さなビジネスホテルのようなところに宿泊。初めての体験でした。 上野駅も昔とはすっかり違っていました。 昔?半世紀以上前、ここが東北の人にとってこが 最初の玄関口でした。 西郷さんの銅像なんかもう捜さなければ ならなくなりましたね。 |
上野に泊まった訳はこの展覧会を 見るためでした。今、中国とあまり いい国交関係でありませんが、 歴史の壮大さ、中華思想の奥深さを 感じさせる展覧会でした。 |
お上りさんはまず東京駅から秋田新幹線に 乗ることにして、ちょっとだけ新装なった 丸の内口の天井を仰ぎ見て・・・。 以前のステーションホテルには何度か 泊まったので、今回も 本当はここに泊まりたかったのですが まだすぐに予約が取れるところでは ありませんでした。 |
秋田新幹線は、盛岡から実にゆっくりになり、これが新幹線かと言う 感じになりますが、景色はとてもよく見られます。 ふる里の山にむかひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな 石川啄木 |